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六五  イエズスはむちで打たれた


 そのころ、ユダヤ人は、ローマ帝国に支配されており、自分たちだけで死刑の宣告をすることは許されていませんでした。そのために衆議所の役人たちは、朝早く、イエズスさまをひいて、ローマ総督ポンシオ・ピラトの前へ出ました。おおぜいのユダヤ人も、そのあとをついて行きました。その日は過越しの安息日の前の日、金曜日でした。

 大祭司はピラトに、「この男は、ユダヤの人民に、ローマ皇帝に税金をおさめないようにすすめ、その上、自分はユダヤ人の王であると自称したふとどき者です」と訴えました。しかしピラトはイエズスさまにはなんの罪もなく、ただ大祭司たちがイエズスさまをねたんで訴えたことを知っていました。それでイエズスさまを調べてから、「私はこの男に罪があるとは思えない。むち打ちの刑だけで許す」と言いました。兵士たちはイエズスさまを、残酷なむち打ちの刑にあわせました。

 ロザリオ 苦しみの玄義 第二玄義

 
この一連を献げて、イエズスさまが残酷なむち打ちの刑を受けられたことを思い、聖母のおん取り次ぎで、私も自分の罪を償えるお恵みをお願いしましょう。


一 何の罪もないイエズスさまが、むち打ちのようなひどい刑をお受けになったのは、人々は肉の欲で犯した罪を償うためでした。

 私も決して見苦しい罪を犯さないように決心しましょう。


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